試合情報

一軍試合速報

TOP > 試合情報 > 一軍試合速報

FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。

  • 最新のスコア
  • テーブルスコア
  • 試合経過
  • ベンチ入り選手
  • 選手コメント
  • 戦評
  • 熱狂メーター

岩田、気迫の投球で連敗ストップ

気合の丸刈りでマウンドに上がった岩田が、久しぶりに先発の役割を全うした。7回2/3を5安打1失点。最後は走者1人を残して福原の救援を仰いだが、それは、きょう2安打されていたロペスを打席に迎えたから。ベンチに下がる岩田には、スタンドから大きな拍手が送られた。

このところ不甲斐ないピッチングが続き、「イライラする」と自分に腹を立てていた。と同時に、「これでダメだったらファーム」という危機感も持っていた。まさに背水の陣。それだけに、「本来のピッチングができた」と言える1勝には大きな意味がある。

4回は先頭打者からの3連打で1点を失ったが、後続を抑えた。5回はゴメスと鳥谷のエラーでピンチを招いたが、得点を許さなかった。これまでとは違う岩田の姿が、そこにはあった。

「あそこでいつも崩れていた。何とかゼロを並べるために、守備も助け合いながら。いつも野手に助けてもらっている。きょうは自分が助けることができた」

こういうところから、投手と野手の信頼関係は生まれる。

バッテリーを組んだ梅野にも助けられた。ワンバウンドを恐れず低めを突けたのは、「梅野が止めてくれる」と信じていたから。久々にスタメンマスクをかぶった梅野にとっても大事な試合だっただけに、「2人で結果を出せてよかった」と喜んだ。

「モヤモヤしていたのが少し晴れました。登板は少なくなってくるけど、1試合の重みは重くなってくる。ここから勝たないと意味がないので、しっかり結果を出したいと思います」

残り32試合。岩田の“復肩”は頼もしい限りだ。

打線は2回に3点を先制して以降、無得点に抑えられ、2点リードの9回には守護神・呉昇桓が代打・下園に一発を浴びた。反省点もあったが、「きょうはどんなゲームでもいいから勝つことに大きな意義がある」と和田監督。東京ドームで巨人に3連敗した直後の一戦には、連敗ストップに価値があった。仕切り直しの1勝で、ここからは連勝街道に入りたい。