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藤浪粘るも、打線が好機つぶして痛い敗戦

先発・藤浪は決して本調子ではなかった。「序盤は全然、コントロールできなかった」と言うほどで、初回にいきなり3つの四球。二死満塁のピンチは何とかしのいだものの、3回一死から川端に四球を与えると、山田に左翼越えの先制二塁打を浴びた。
 
その裏、同点に追い付いてもらったのもつかの間、4回には先頭の雄平にセンター右へ勝ち越しソロを許す。いずれも高く浮いた甘いボールをとらえられたもので、雄平は今季8号本塁打。山田、畠山、バレンティンといったホームランバッターに打たれたのではないだけに、悔いが残る。
 
「変化球が曲がり切らなかった。抜けてしまったボールをしっかり運ばれました。あの一発がもったいなかったし、自分としても痛かったです」
 
ただ、6回までに5四球を与え、球数が119球とかさむ中、2失点と粘ってはいた。それは和田監督も中西投手コーチも認めている。藤浪は「勝ちたかったし、何とかしたかった」と悔しがったが、敗因はむしろ、好機をつぶした打線にある。
 
3回、4回と1点ずつを取り、取られたらすぐ取り返す攻撃ができていたが、6回、ヤクルトの2番手・ロマンから3つの四球で一死満塁のチャンスをもらいながら、無得点に終わったのが痛かった。
 
初球スクイズを失敗した大和は、「ストライクゾーン(に来た球)なので、決めないといけなかった」と反省の弁。二死満塁から藤浪の代打で登場した新井良は、バットを短く持って打席に入り、「食らい付いていこうと思ったんですが…」と唇をかんだ。
 
結局、この回に勝ち越せなかったことが響き、7回に安藤がつかまって3失点。攻撃は3回残っていたが、いずれも3者凡退に抑えられてゲームセットを迎えた。
 
同率首位に並ぶどころか、ゲーム差を2に広げられ、自力優勝の可能性が消滅した痛い1敗。ただ、後ろを振り返っている暇はない。明日からは東京ドームに乗り込んで、巨人と2連戦が待っている。ここが踏ん張りどころだ。