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山賊打線に打ち勝って乱打線を制す

規格外のパワーでファンを魅了する佐藤輝、攻守にキレのある中野、ローテーションを勝ち取った伊藤将。今季のルーキーは1年目から1軍戦力としてチームに大きく貢献している。そんな同期に負けじと村上がプロ初登板となる先発マウンドに上がった。

ファームでは中継ぎで3試合を経験し5月に入ってからは先発へ。トータル20回を投げ防御率2.25と安定した投球を続けていた。ストライクを取れる球種が多くゲームメイク能力に長けた右腕は初回に四球を与えたが無失点、上々の立ち上がりを見せた。

ルーキーを援護したい打線は2回、1死3塁から交流戦初スタメンとなった糸井が右中間スタンドに大きなアーチを描く。「昨日の満塁で打てなかった悔しさを絶対に晴らしてやろうと思っていました。最高のバッティングができました」滞空時間の長い一撃で2点を先制した。

しかし村上は2回に逆転の3点本塁打を被弾し、味方が同点に追いついてくれた3回にも適時2塁打を浴び勝ち越しを許してしまう。3回途中で5失点、ほろ苦いデビュー戦となったが2番手の及川が勢いづいた西武打線を止めると2点を追う4回に大きなチャンスをつかんだ。

糸井と梅野の連打で走者をため、セーフティ気味の木浪のバントが相手の失策を誘って無死満塁。近本の併殺崩れの間に1点を返すと中野がライト前に適時打を放ち同点とした。5回には2死1塁から梅野がレフトスタンドに勝ち越しの2点本塁打を運ぶ。

さらに7回には大山と佐藤輝の安打でチャンスを作り糸井の犠牲フライと梅野の適時3塁打で2点を追加。9-5とリードを4点に広げた。その裏に3点を返されるが同点は許さず、8回は岩崎が1死1、3塁のピンチを凌ぐ。9回もスアレスが逆転の走者を背負いながらも締めくくり、山賊打線と呼ばれるほど攻撃力の高い西武相手に打ち勝ってカード勝ち越しを決めた。

7投手が登板した小刻みなリレーの中で2番手の及川が嬉しいプロ初白星。「前回に引き続き緊張はしてたんですけど、強気のピッチングで力強い球を投げられたかなと思います。これからも自信を持って無失点で抑えていけるように頑張ります」今カードは1戦目に齊藤もプロ初勝利を挙げている。リリーフ陣全体のレベルアップは大きな収穫。得意の先行逃げ切りだけでなく少々のビハインドなら粘ってひっくり返す、来週の甲子園ではそんな試合を観たい。