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関東のファンへお礼代わりの猛攻
14日に優勝を決めてからは初めての東京でのゲーム。関東のファンへの返礼にお披露目したのは1、2番の攻撃力と2死からつながる打線。今季何度も見た猛攻があっという間に試合を決めた。
初回、四球を選んだ近本が盗塁を決めると中野の適時2塁打で早くも先制。
「（近本）チカさんが走ってくれたので、最低でも3塁まで進めようと後ろに繋ぐ気持ちで打席に立ちました。先制点を取ることができてよかったです」
中野も相手のバッテリーミスでホームを踏んだ。さらに2死走者なしから佐藤輝が安打で出塁しノイジーが2点本塁打を放った。
「しっかり良い形でとらえることができたね。チームに貢献できてうれしいよ。次の打席も打てるように頑張りたいね」
いきなりの4得点で試合の主導権を握った。
3回には中野と森下の連打でチャンスを作り大山の2点適時打で加点。「高めの球でしたが、しっかり振り切ることができたと思います」という一振りでリードを6点に広げた。そしてこの回も2死走者なしから満塁とチャンスメイクし先発の大竹が自らのバットで適時打を放った。
大量援護を受けた大竹は要所を締める投球で試合を作った。制球の良い左腕にしては珍しく序盤に2四球を与えたがどちらも後続を併殺に打ち取りピンチを広げない。打者有利の神宮で2発を浴びたものの8回3失点、先発の役割を果たし今季12勝目を挙げた。
「しっかりゾーンで勝負出来たのがこういう結果になったかなと思います。今日もリードした展開にしてもらって投げやすかったです。今日もビジターとは思えない声援ありがとうございました」
9回はブルワーがヤクルトの4番・村上を見逃し三振に仕留めるなど完璧な内容で相手の中軸を三者凡退に抑えた。
打線も最多安打を狙える中野が3安打の固め打ち、優勝を決めた後やや状態の落ちていた森下も猛打賞。2安打2打点の大山の後に9月好調の佐藤輝とノイジーが控えるとなれば猛攻も当然か。14安打で9得点、投打に完勝を収めた。
